余暇の過ごし方 ~ダッグアウトからの風景~
2012年6月12日 スポーツ久しぶりにダッグアウトに入り、公式戦を観戦した。昨年の8月以来であるから、約1年ぶりである。ダッグアウトに入っていると、何がどのように見えるのか、本当に勉強になる。また、ダッグアウトにいる監督やコーチ、選手などが何を感じているのかが良く分かる。一球・一球に集中し、横からしか見えない投球判定に一喜一憂しているのである。これはストライクゾーン、特に「高低の矯正」には打って付けである。球種(実際には直球と変化球の区別しかつかない)と捕手の捕球位置により、少なくとも高低だけの判定はできる。ダッグアウト内の反応を確かめながら、高低を判定するのは、なかなか楽しい。
いつも、グラウンドに立ち選手の身近なポジションで野球に接しているが、近過ぎるがゆえに見えないことも多々ある。
たとえば、フォースプレイの判定は、ベースタッチ(野手と走者)、野手の捕球、そしてタイミング(捕球と触塁)が主なチェック要素だが、タイミングだけを観ようとすると「遠いポジショニング」の方が良く分かる。目の前で物が動くのを確認するのと、1m先で物が動くのを確認するのは、どちらが見やすいかを考えると分り易い。
二塁塁審をやっている時もよく体験されるであろう。走者ありで、インフィールド内にポジショニングしているとき、外野に打球が飛び一塁または三塁塁審が打球を追った場合、二塁塁審は出来るだけマウンド方向へ退く動きとなると思う。これは、まさに視野を広げようとする動きであり、ボールの位置や複数の走者、野手の動きなどを一つの大きなフレームに納めようとする行為である。視線が左右に大きく振れると、どうしても正しいジャッジが出来ないため、出来る限り離れた位置を取ろうとするのである。この動きを理解し、出来るようになると、二塁塁審は俄然面白くなる。
本塁のクロスプレイも、ステップバックして俯瞰できると安定したジャッジにつながる。「アウト・セーフ」の判定は、証拠のすべて(捕手のタッグ、走者のベースタッチ、捕手の捕球、オブストラクションなど)を確認した上でコールできる。近過ぎると、コールが早くなったり、大切なシーンを見逃したりする。捕手の落球に気付かずに「アウト!」などのボーンヘッドや早とちりが発生する。
審判員としてグラウンドに立たないときは、出来るだけスコアブックを付けている。最低でも審判日報とルールブックを片手に観戦する。試合を客観的に観るため、出来るだけバックネット裏に陣取ることとしている。この場所は、どちらのチームの「応援をしない」ことがエチケットである。最低限のマナーと言った方が良いかもしれない。故に、自分の所属するチームの試合なども、「選手への思い入れ」を抑えて観戦することができる。
この場所での観戦の目的は、審判員の動きの確認と試合の流れを楽しむことにある。審判員の全体の動きを観ることで、非常に参考となることが多い。フォーメーションや位置取り、トラブルとなったときの処置、アクシデントやサプライズが発生したときのために広い視野で観ることなど、非常に有意義である。
いつも、グラウンドに立ち選手の身近なポジションで野球に接しているが、近過ぎるがゆえに見えないことも多々ある。
たとえば、フォースプレイの判定は、ベースタッチ(野手と走者)、野手の捕球、そしてタイミング(捕球と触塁)が主なチェック要素だが、タイミングだけを観ようとすると「遠いポジショニング」の方が良く分かる。目の前で物が動くのを確認するのと、1m先で物が動くのを確認するのは、どちらが見やすいかを考えると分り易い。
二塁塁審をやっている時もよく体験されるであろう。走者ありで、インフィールド内にポジショニングしているとき、外野に打球が飛び一塁または三塁塁審が打球を追った場合、二塁塁審は出来るだけマウンド方向へ退く動きとなると思う。これは、まさに視野を広げようとする動きであり、ボールの位置や複数の走者、野手の動きなどを一つの大きなフレームに納めようとする行為である。視線が左右に大きく振れると、どうしても正しいジャッジが出来ないため、出来る限り離れた位置を取ろうとするのである。この動きを理解し、出来るようになると、二塁塁審は俄然面白くなる。
本塁のクロスプレイも、ステップバックして俯瞰できると安定したジャッジにつながる。「アウト・セーフ」の判定は、証拠のすべて(捕手のタッグ、走者のベースタッチ、捕手の捕球、オブストラクションなど)を確認した上でコールできる。近過ぎると、コールが早くなったり、大切なシーンを見逃したりする。捕手の落球に気付かずに「アウト!」などのボーンヘッドや早とちりが発生する。
審判員としてグラウンドに立たないときは、出来るだけスコアブックを付けている。最低でも審判日報とルールブックを片手に観戦する。試合を客観的に観るため、出来るだけバックネット裏に陣取ることとしている。この場所は、どちらのチームの「応援をしない」ことがエチケットである。最低限のマナーと言った方が良いかもしれない。故に、自分の所属するチームの試合なども、「選手への思い入れ」を抑えて観戦することができる。
この場所での観戦の目的は、審判員の動きの確認と試合の流れを楽しむことにある。審判員の全体の動きを観ることで、非常に参考となることが多い。フォーメーションや位置取り、トラブルとなったときの処置、アクシデントやサプライズが発生したときのために広い視野で観ることなど、非常に有意義である。
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