一足早く

2012年3月24日 スポーツ
先日の遅い初雪が寒さの底で、その後は三寒四温で春に向かっている感がある。
既に、梅を通り越して桜が咲いているのを見かけた。
私の人生の中で、最も早い春を迎えようとしている。

そんな季節であるから、そこかしこで、審判講習会やオープン戦が始まり出した。
当然のように、私も審判生活で最も早い始動となっている。
こちらの組織にお世話になってから、初めての審判講習会も開催された。例年より二ヶ月も早い開催である。さすがに天候が心配されたが、「日頃の行いか」、小春日和であった。
審判講習会の内容は、いずれの組織も似たり寄ったりであるが、唯一例年と違うのは、講習受講者から講師になってしまったことぐらいである。私の講釈を聞く側の身になると、何とも複雑な心境ではある。
ここ数年の「私塾活動」で、仲間達と築き上げたノウハウを出来る限り判りやすく伝えることに注力したが、果たして、どの程度伝達できたかは分からない。
結果は公式戦が始まれば、少しずつ表れる出あろう。大きな齟齬がなければいいのだが。

北海道の座学の資料が届いた。この時期の座学としては、非常に良質で勉強になることが多い。この座学がキッカケで、私の審判スタイルの方向性が明確になっていったと言っても良いかもしれない。
もちろん、人との関わりが最も大きな影響を与えているのであるが、「座学」のような「静の活動」も、自らを律する機会を与えくれるので、この時期にはピッタリであろう。
全国的にも、このような座学が拡がって頂くのを期待している。


アマチュア審判員は、ボランティアの側面や野球好きの側面、またはライフワークの側面など、人それぞれで位置付けが違う。ゆえに、審判技術や知識に対する思い入れの違いがあることは否めない。自分の周囲にいる人たちが、皆同じ思いでいるとは考えにくい。
それでも、試合になればクルーを組んで2時間余りの時間を共有しなければならない。嫌々やっていては誰の得にもならないし、時間の無駄である。ある程度の共通点を見出して、選手達のためにジャッジしなければならない。
それをスムーズにするためにも、講習会によるブラッシュアップ(錆び落とし)は必須であろう。
私の師匠曰く、「講習会はクリニックである」。

それぞれのカテゴリーで、構えやアクション、フォーメーションの違いなどがあるようである。いずれかの組織で何気なくやられていることが、必ずしもスタンダードとは限らない。独り善がりにならず、「審判員は何のためにいるのか」を再認識しながら、グラウンドに立てるよう、頭のブラッシュアップが必要であろう。

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