週末にプロ野球のパリーグが開幕し、春の選抜高校野球大会も熱戦が始まった。いよいよ、今年もシーズンインである。
北海道のアマチュア野球は、そのほとんどはゴールデンウィークが開幕である。連休の初日に一年間の合同開会式を行い、次の休日より春季大会に突入する。まずは、春季大会で小手調べというところか。
選手たちは北国の永い冬に厳しい練習を積み、大きく成長を遂げている。クラブチームの場合は、高校野球のように毎日全体練習というわけにはいかないが、5ヶ月間のうち50日弱の全体練習と自主トレで心身ともに強化されて、新しいシーズンに臨む。当然、新人戦の時とチーム事情も違えば、子供たちのモチベーションも違う。どのような対戦が繰り広げられるか、今からワクワクした思いである。
それに対して、私の状態はというと、今年は例年よりも準備が早い。冬期間の研修会は、恒例行事となりつつあるが、その他にも審判仲間たちと実技の反復を行ってきた。また、例年よりもブルペンに通い、投手の生きた球を見た。シート打撃の審判にも入り、投球判定も行った。当然、ファールカップまで防具はフル装備である。目の調子が悪かったが、眼鏡を変えたら、すっかり視界も良好となった。あとは、最近悩まされている、かかとの痛みさえ治れば完璧である。
準備万端の時こそ、好事魔多しである。鼻息荒く乗り込むと、落とし穴が待っているので、まずは静かにスタートしようかと思っている。例年のように、オープン戦に数試合立ってから、公式戦に臨もうと考えている。つまりは、いつもと変わらない春にしようと考えているのである。
実際は、組織自体が風雲急を告げているが・・・・。流れに任せることにしよう。
春の選抜大会を観ていると、今年の指導項目であった「捕手の足」が徹底していないことに気付いた。初日が終わった時点で、色々な方々から連絡を頂いた。只今、調査中であるが、恐らく選抜大会には間に合わなかったのが現実だと思われる。「捕手のミット」は、かなり改善されたように見えるが、もう少し指導の継続が必要であろう。このようなルールにない慣例を変更することは数年を要すると考えていた方よい。
そうこうしていたら、大リーグから珍事が舞い込んできた。
今年、ヤンキースから移籍した松井秀樹選手のエンゼルスとイチロー選手のマリナーズとのオープン戦で「一人審判」の珍現象が起きたのである。
審判員が一人の場合は「投手の背後」の位置に立ち、すべてのジャッジメントを一人で行うこととなる。私も数年前にオープン戦で「一人審判」をやってみたことがあるが、その時は捕手の後ろに立った。正式には「投手の後ろ」ということは知っていたが、どういう理由であったかは忘れたが、通常とおり「捕手の後ろ」でジャッジをしていたのを記憶している。
永い大リーグの歴史の中でも、なかなか無いことだと思われる。ただし、マイナーリーグでは、2Aより下部組織は「二人制」であるから、一人が急病になった場合などは、「一人制」で試合をやることがあるかもしれない。
日本では、まずお目にかかることはないであろう。先日改訂となった「審判メカニクスハンドブック」にも「二人制」まではあるが、「一人制」はない。確かに、一人の審判員であればメカニクスも何もないであろう。ひたすら、ボールの在り処を追って、その都度ジャッジメントを繰り返すしかない。
この試合、最初は3人制で始まったのだが、途中で球審が負傷退場したため、他の塁審が防具を付けて用意をしている間、残った一人の審判員でゲームを進行したようだ。7回裏から8回表2死までの間、「一人審判」となったようである。
日本ではオープン戦とはいえ、松井とイチローの対決とあって注目されていたが、とんだ珍プレイに遭遇する機会を得たものだ。イチローはマルチ安打と活躍したが、この日だけは引き立て役となってしまったようだ。
北海道のアマチュア野球は、そのほとんどはゴールデンウィークが開幕である。連休の初日に一年間の合同開会式を行い、次の休日より春季大会に突入する。まずは、春季大会で小手調べというところか。
選手たちは北国の永い冬に厳しい練習を積み、大きく成長を遂げている。クラブチームの場合は、高校野球のように毎日全体練習というわけにはいかないが、5ヶ月間のうち50日弱の全体練習と自主トレで心身ともに強化されて、新しいシーズンに臨む。当然、新人戦の時とチーム事情も違えば、子供たちのモチベーションも違う。どのような対戦が繰り広げられるか、今からワクワクした思いである。
それに対して、私の状態はというと、今年は例年よりも準備が早い。冬期間の研修会は、恒例行事となりつつあるが、その他にも審判仲間たちと実技の反復を行ってきた。また、例年よりもブルペンに通い、投手の生きた球を見た。シート打撃の審判にも入り、投球判定も行った。当然、ファールカップまで防具はフル装備である。目の調子が悪かったが、眼鏡を変えたら、すっかり視界も良好となった。あとは、最近悩まされている、かかとの痛みさえ治れば完璧である。
準備万端の時こそ、好事魔多しである。鼻息荒く乗り込むと、落とし穴が待っているので、まずは静かにスタートしようかと思っている。例年のように、オープン戦に数試合立ってから、公式戦に臨もうと考えている。つまりは、いつもと変わらない春にしようと考えているのである。
実際は、組織自体が風雲急を告げているが・・・・。流れに任せることにしよう。
春の選抜大会を観ていると、今年の指導項目であった「捕手の足」が徹底していないことに気付いた。初日が終わった時点で、色々な方々から連絡を頂いた。只今、調査中であるが、恐らく選抜大会には間に合わなかったのが現実だと思われる。「捕手のミット」は、かなり改善されたように見えるが、もう少し指導の継続が必要であろう。このようなルールにない慣例を変更することは数年を要すると考えていた方よい。
そうこうしていたら、大リーグから珍事が舞い込んできた。
今年、ヤンキースから移籍した松井秀樹選手のエンゼルスとイチロー選手のマリナーズとのオープン戦で「一人審判」の珍現象が起きたのである。
審判員が一人の場合は「投手の背後」の位置に立ち、すべてのジャッジメントを一人で行うこととなる。私も数年前にオープン戦で「一人審判」をやってみたことがあるが、その時は捕手の後ろに立った。正式には「投手の後ろ」ということは知っていたが、どういう理由であったかは忘れたが、通常とおり「捕手の後ろ」でジャッジをしていたのを記憶している。
永い大リーグの歴史の中でも、なかなか無いことだと思われる。ただし、マイナーリーグでは、2Aより下部組織は「二人制」であるから、一人が急病になった場合などは、「一人制」で試合をやることがあるかもしれない。
日本では、まずお目にかかることはないであろう。先日改訂となった「審判メカニクスハンドブック」にも「二人制」まではあるが、「一人制」はない。確かに、一人の審判員であればメカニクスも何もないであろう。ひたすら、ボールの在り処を追って、その都度ジャッジメントを繰り返すしかない。
この試合、最初は3人制で始まったのだが、途中で球審が負傷退場したため、他の塁審が防具を付けて用意をしている間、残った一人の審判員でゲームを進行したようだ。7回裏から8回表2死までの間、「一人審判」となったようである。
日本ではオープン戦とはいえ、松井とイチローの対決とあって注目されていたが、とんだ珍プレイに遭遇する機会を得たものだ。イチローはマルチ安打と活躍したが、この日だけは引き立て役となってしまったようだ。
コメント