春間近

2008年3月18日
仕事の忙しさのため、暫く日記を書かずにいたが、あっという間に春の匂いが漂いだした。これも、温暖化の影響なのか。半月ほど早い雪解けモードである。されど春の嵐は、毎年恒例であるから、このままシーズンインとはならないのであろうが、プロ野球も、高校野球も開幕が近付いてきた。
今年のルール改正は記録に関するものが多い。
ご存知のとおり、ルールブックの約半分は、「記録」に関する解説である。
野球は記録のゲームとも呼ばれるほど、古い記録が多々残されている。ボールゲームの中でも複雑なルールを誇るがゆえに、記録も多岐に亘っている。ある意味、記録マニア(オタク!?)には格好の競技なのかもしれない。
昨年のルール改正では、33項目ものプレイに関する改正ヶ所があったため、記録に関する改正は先送りされたのが現実のようである。
特徴的なのが、「Ordinary Effort(オーディナリー・エフォート)」。これを「普通の守備行為」と訳すようであるが、はてさて「普通」の守備行為とは、どのような行為であろうか。
実は、この語句は今まで頻繁に出てきた語句です。インフィールドフライでは、野手が普通の守備行為をすれば捕球できると判断した場合に「インフィールドフライを宣告」することとしています。この際の普通の守備とは、平均的な守備と考えて良いのでしょう。小学6年生の平均的なレベルなら、この飛球は捕球できるであろうと判断した場合は、「インフィールドフライ」を宣告すれば良いのでしょう。一般には、野手が捕球体勢に入ってからといわれていますが、このタイミングは少し遅いように感じています。「捕球体勢」に対する解釈の違いが、タイミングを遅らせてしまっているのかも知れません。つまり、「捕球体勢に入る」が「落下地点に入る」という勘違いです。この場合の「捕球体勢」は、野手の動きなどから予測して、「平均的な守備能力」に照らせば捕球できると判断を下し、早めに宣告することが良いのでしょう。「インフィールドフライ」は攻撃側の不利益を予防するためのルールであり、試合進行上も有効な判断であると思います。
今年のルール改正で、まったく逆の解釈になった重要事項があります。それも「得点」に関することですから、これは見逃すわけにはいきません。しっかりと、理解したいところです。ましてや、良くありそうなケースですから、今までの常識をしっかりと方向修正する必要がありそうです。
頭を整理して、次回紹介します。

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