始動

2008年1月15日
12月末までは、下半身強化メニューが多いため、投手陣も陸上部に鞍替えしたのかと思われるほどで、投球練習はおろか、キャッチボールも行わない状態であった。
ボールが動かないと言うことは、我々審判員の出番は無しである。せいぜい、マシン打撃の後ろへ行って、動く球を見るのが関の山であり、あまり効果的ではない。
かと言って、中学生のトレーニングに付き合えるほどの体力もなく、せいぜい子供たちの尻を叩くのが精一杯である。

新年が明けて、はや二週間。ようやく、シニアの練習も通常メニューに戻り、投手陣もいよいよ投球練習が始まった。まだ立ち投げの状態ではあるが、各投手ともマウンドに立てる喜びを味わいながら、一球・一球確かめるように捕手のミットへ投げ込んでいる。「バシッ!」という乾いた音と、「ナイスボール!!」の掛け声がブルペンにこだまし出すと、いきなり球春を感じてしまうのは私だけであろうか。ブルペンに入れ替わり立ち代り往来する投手陣のウキウキ感が鮮明に伝わってくるのが心地良く感じる。
来週は、捕手も座り出すであろう。私も、防具を持ってブルペンに向かうこととしよう。
いよいよ、始動である。

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