一年の計

2008年1月4日
明けましておめでとうございます。本年も、懲りずに、良い意味で「適当」に頑張ろうと考えております。
私事ではありますが、私の家族にとっても大きな変革期にありまして、何かと忙しい一年になりそうな予感がしております。年々、唯一の私の長所であります「機動力(行動力)」が衰えているのが気にはなりますが、自覚があるうちは大丈夫かなと勝手に良い方向へ考えることにしております。
毎年、正月は実家へ帰省するために、慌しい正月三が日となりますが、これも一年のリズムを作る上では大切な行事かなと思います。三年ほど前の正月に、帰省せずに札幌で正月を迎えたことがありましたが、「ゆったり」し過ぎて「暇」だったのを憶えております。永年続けてきた年中行事と違うことをやると言うことは、それなりにエネルギーを消費するものです。変化のない生活は、刺激はないのですが、それはそれで良いことなのかもしれません。
とは言え、「審判業」は、まだまだ未熟という自覚を持って挑まなければ、年々衰える体力をカバーできませんので、勉強の日々が続きます。何やら、気力との根競べ状態に入ったような気がしております。
正月は帰省の移動のために、テレビも録に観れない状態なのですが、そんな中でも、大好きなスポーツ番組を片っ端から観れるのは嬉しい限りです。箱根駅伝、サッカー、ラグビー、アメフトなどなどを、テレビガイドと睨めっこしながら観戦しました。
今年の箱根は波乱含みでした。昨年優勝のチームが、早々にリタイヤしたり、その他にも優勝候補や伝統校がリタイヤしたりと、テレビ的にはドラマチック(悲劇を好む日本人受けする)だったのでしょうが、リタイヤした大学関係者(指導者やトレーナー)は、青ざめる結果だったのでしょう。長距離走を専門としている選手たちにとっては、20キロ程度の距離は日頃から十分に練習しているのでしょうから、練習不足ということは考えられません。体調管理の難しさを再認識させられます。昨今の大学では、トレーナー専門の学生などもおり、心身ともにケアやバックアップは万全のはずです。それゆえに、最高のパフォーマンスを発揮させようと、プログラムを組んだが為の結果なのでしょう。非常に上手く行ったチームと、極端に逆目が出たチームで明暗が分かれたように感じます。
チームスポーツの難しさに「個を捨てて、みんなのために」という概念があります。誰かのミスを挽回しようと、頑張ったがゆえに、自分自身が空回りしたり、ポテンシャル以上のものを出そうとしてバンクしてしまったり、というシーンを見かけます。
チームスポーツは「個」の集合体でしかないのですから、「自分にできることをやる」が基本なのですが、ついつい余計に頑張ろうとしてしまうようです。もしも、その結果「いつも以上にできた」と感じるのであれば、それは元々の自分の評価が間違っていたのです。チームメイトのパフォーマンスに期待することはできますが、その結果を「自分の力」で左右することは出来ないのですが、時に「気合い」が先行する日本のスポーツでは、なかなか理解できていないように感じます。
今年の正月も、あっという間に過ぎ去りそうですが、「自分のできることを頑張る」を「一年の計」としようかなと考えています。

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