腰痛
2007年9月10日人間は二足歩行をするようになってから、多かれ少なかれ腰痛に悩まされ続けてきた。人間の生活様式や行動パターンが腰痛を引き起こし、悩ませているのであろう。
斯く言う私も腰痛持ちである。今から30年余り前の夏にギックリ腰を発症してから、ずっと腰痛に悩まされ続けている。それでも、若い頃は無理が利いたが、昨今は疲労が「腰痛」という痛みになって現れるようになった。
野球選手にも腰痛持ちは多いと聞く。野球選手の運動機構で多いのが、回旋運動である。ボールを投げる時やバットを振る時に、脊柱を中心とした強い回旋運動を行うことで、早いボールを投げることが出来たり、遠くへボールを打ち返すことが出来るようになる。
野球の基本的なトレーニング方法として、昔から「素振りとキャッチボール」が推奨されてきたが、これらは回旋運動の反復であり、腰への負荷の繰返しである。
特に、右投げ右打ちの選手は左側への強い回旋を繰返し、左投げ左打ちの選手は右側へと、一方通行の運動となるのである。ちょっと考えただけでも、身体のバランス的に問題がありそうなのは素人の私にでも理解できる。これらの一方通行の運動を成長期の小中学生が行うと、骨化が不十分であるために身体が歪む原因となり、骨格が出来上がったころに障害となって現れるのである。
実は、この時期に椎間板ヘルニア症候群の予備軍になる子供たちが多いことは、あまり知られていない。
人間は年齢を重ねるとともに腹筋が弱くなる。お年寄りの腰が曲がった状態となるのは、腹筋が弱ってくるからである。腰痛がひどくなると、椅子から立ち上がるにも腰が伸びない状態となり、まるで20歳も老けたような情けない姿勢となってしまうのは、腹筋が弱体化している証拠なのである。
腰痛予防としては、腹筋を鍛えることが有効であるが、いきなり高校生のクラブ活動のような激しい腹筋は「怖さ」もあり出来ないし、そこまでは必要ない。
私は、毎朝目が覚めると、布団の中で仰向けの状態となり、片足ずつ10回と両足10回、計30回膝を胸に引き寄せる運動をしている。この運動は、かなりひどり腰痛の状態でも可能であり、毎朝やることで腰の痛みが徐々に退いていくことを実感できる。
発毛剤の宣伝ではないが、「一週間続けてごらん」である。
球審をしていると過度なスクワット運動を行うため、姿勢が前屈みになると腰への負担が増すことから、出来るだけ胸を張り、胸が正面を向くように意識している。それにしても、長時間となると腰の張りはそれなりにある。
プロの審判員は、ボールを投手へ投げられなくなったら「引退」が近づくと聞いたことがある。
私も出来る限り、ファウルボールなどの後のボール交換は投手へ投げようと努力しているが、寄る年波には勝てず、肩の衰えはひどいものである。
一度、自信を失うとボールを投げることが「恐怖」となり、いわゆる「イップス状態」となってしまうのである。
最近は、捕手にボールを渡すことが多くなってきたが、何とかして投手へボールを渡したいという思いは強い。
昨日は試合が早く終わり、球場が近かったせいもあり、いつもよりも早く帰宅した。
まだ陽が落ちるまで時間があることから、高校野球を終わった愚息を誘って、近くの小学校のグラウンドに行った。
愚息が野球を始めた頃は、少しでも上手にしてやろうと、少年野球の練習後に寄っては陽が暮れるまでキャッチボールやノックをしたものである。
愚息とキャッチボールをやるのも、久し振りであった。もしかしたら、高校に進学してからは初めてかもしれない。
自身の肩の衰えと、愚息の異常に伸びる球筋に嫉妬感と畏怖の念を抱きながら、わずかな時間だが楽しんだ。
私は、汗だくになりながら必死にボールを捕りボールを投げるが、愚息は涼しいげな顔で汗ひとつ流さずにボールを返してくる。
「父さん、肩良くなったね」と言われ、嬉しくもあり、情けなくもあり。
お陰で、今日は、猛烈に腰が痛い。
斯く言う私も腰痛持ちである。今から30年余り前の夏にギックリ腰を発症してから、ずっと腰痛に悩まされ続けている。それでも、若い頃は無理が利いたが、昨今は疲労が「腰痛」という痛みになって現れるようになった。
野球選手にも腰痛持ちは多いと聞く。野球選手の運動機構で多いのが、回旋運動である。ボールを投げる時やバットを振る時に、脊柱を中心とした強い回旋運動を行うことで、早いボールを投げることが出来たり、遠くへボールを打ち返すことが出来るようになる。
野球の基本的なトレーニング方法として、昔から「素振りとキャッチボール」が推奨されてきたが、これらは回旋運動の反復であり、腰への負荷の繰返しである。
特に、右投げ右打ちの選手は左側への強い回旋を繰返し、左投げ左打ちの選手は右側へと、一方通行の運動となるのである。ちょっと考えただけでも、身体のバランス的に問題がありそうなのは素人の私にでも理解できる。これらの一方通行の運動を成長期の小中学生が行うと、骨化が不十分であるために身体が歪む原因となり、骨格が出来上がったころに障害となって現れるのである。
実は、この時期に椎間板ヘルニア症候群の予備軍になる子供たちが多いことは、あまり知られていない。
人間は年齢を重ねるとともに腹筋が弱くなる。お年寄りの腰が曲がった状態となるのは、腹筋が弱ってくるからである。腰痛がひどくなると、椅子から立ち上がるにも腰が伸びない状態となり、まるで20歳も老けたような情けない姿勢となってしまうのは、腹筋が弱体化している証拠なのである。
腰痛予防としては、腹筋を鍛えることが有効であるが、いきなり高校生のクラブ活動のような激しい腹筋は「怖さ」もあり出来ないし、そこまでは必要ない。
私は、毎朝目が覚めると、布団の中で仰向けの状態となり、片足ずつ10回と両足10回、計30回膝を胸に引き寄せる運動をしている。この運動は、かなりひどり腰痛の状態でも可能であり、毎朝やることで腰の痛みが徐々に退いていくことを実感できる。
発毛剤の宣伝ではないが、「一週間続けてごらん」である。
球審をしていると過度なスクワット運動を行うため、姿勢が前屈みになると腰への負担が増すことから、出来るだけ胸を張り、胸が正面を向くように意識している。それにしても、長時間となると腰の張りはそれなりにある。
プロの審判員は、ボールを投手へ投げられなくなったら「引退」が近づくと聞いたことがある。
私も出来る限り、ファウルボールなどの後のボール交換は投手へ投げようと努力しているが、寄る年波には勝てず、肩の衰えはひどいものである。
一度、自信を失うとボールを投げることが「恐怖」となり、いわゆる「イップス状態」となってしまうのである。
最近は、捕手にボールを渡すことが多くなってきたが、何とかして投手へボールを渡したいという思いは強い。
昨日は試合が早く終わり、球場が近かったせいもあり、いつもよりも早く帰宅した。
まだ陽が落ちるまで時間があることから、高校野球を終わった愚息を誘って、近くの小学校のグラウンドに行った。
愚息が野球を始めた頃は、少しでも上手にしてやろうと、少年野球の練習後に寄っては陽が暮れるまでキャッチボールやノックをしたものである。
愚息とキャッチボールをやるのも、久し振りであった。もしかしたら、高校に進学してからは初めてかもしれない。
自身の肩の衰えと、愚息の異常に伸びる球筋に嫉妬感と畏怖の念を抱きながら、わずかな時間だが楽しんだ。
私は、汗だくになりながら必死にボールを捕りボールを投げるが、愚息は涼しいげな顔で汗ひとつ流さずにボールを返してくる。
「父さん、肩良くなったね」と言われ、嬉しくもあり、情けなくもあり。
お陰で、今日は、猛烈に腰が痛い。
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