危険な状態
2007年8月11日今日の暑さは異常であった。ここ一週間の天候は、北海道特有のカラッとした暑さではなく、蒸し暑い日々が続いている。それに加え昨夜の雨と無風状態のせいで、グラウンド内はサウナ状態であった。
控え室で防具を着けた時点で、汗が頬をつたう状態。一試合持つか、少々弱気になりながらプレイボールを迎えた。
投手のインターバルが長く、それなりに走者が塁を賑わす展開。
試合進行が異常に遅く感じた。なんとか集中しようとするが、一つ一つの動作に切れが無い。
もう、格好付けている場合ではない。体力の消耗を抑えるため、無駄な動きを極力避けるようにと考えるが、審判の動き自体に無駄は少なく、かつ省略できる動作は少ない。下手に動きを省略すると、重要なプレイの見落としにつながりかねない。
結局は、いつもと同じようにクロックワイズメカニクスに従い動かざるを得ないのである。
それにしても、眼鏡は曇るし、立っているだけで自分の体温を感じる異常な状態である。まるで、暑さの鎧を着込んだような状態である。熱射病とは、このような状態下で発症するのだろうと考えながら、本当に「危険な状態」となる前に申告せねばなどと考えながらジャッジを繰り返えした。
こんな日は、「少しストライクゾーンを広げて」などと言いながら控え室を出たのに、結局はいつものとおりの「自分のゾーン」になってしまったのは、仕方がないとは思うものの、それが最後まで自分自身を苦しめた。
結局、最初の一球の判定が全てであった。例えば「低目」であったり、「外側」であったり。「自分のゾーン」から広げる事は、なかなか出来ないものである。
「自分のゾーン」を曲げる事は、下手をすると試合全体がバラバラになってしまう危険性を孕んでいる。これだけは避けなければならない。
頑なに「自分のゾーン」を守る事で、自分自身が「危険な状態」に陥ってしまったが、奇抜な試合にならなかった事は救いである。
3年生にとっての最後の大会である。暑いの寒いの言っていられない。
半年間、幾度となく対戦を重ねた選手達に、試合終了の挨拶の際に「全員で握手するか」と促すと、笑いながら「ハイ」と応え、快く互いの健闘を称えあってくれた選手達の素顔を見る事が出来、とりあえずは自分のジャッジを選手達が受け入れてくれたことに感謝したい。
それにしても、初めて感じる「危険な状態」であった。
控え室で防具を着けた時点で、汗が頬をつたう状態。一試合持つか、少々弱気になりながらプレイボールを迎えた。
投手のインターバルが長く、それなりに走者が塁を賑わす展開。
試合進行が異常に遅く感じた。なんとか集中しようとするが、一つ一つの動作に切れが無い。
もう、格好付けている場合ではない。体力の消耗を抑えるため、無駄な動きを極力避けるようにと考えるが、審判の動き自体に無駄は少なく、かつ省略できる動作は少ない。下手に動きを省略すると、重要なプレイの見落としにつながりかねない。
結局は、いつもと同じようにクロックワイズメカニクスに従い動かざるを得ないのである。
それにしても、眼鏡は曇るし、立っているだけで自分の体温を感じる異常な状態である。まるで、暑さの鎧を着込んだような状態である。熱射病とは、このような状態下で発症するのだろうと考えながら、本当に「危険な状態」となる前に申告せねばなどと考えながらジャッジを繰り返えした。
こんな日は、「少しストライクゾーンを広げて」などと言いながら控え室を出たのに、結局はいつものとおりの「自分のゾーン」になってしまったのは、仕方がないとは思うものの、それが最後まで自分自身を苦しめた。
結局、最初の一球の判定が全てであった。例えば「低目」であったり、「外側」であったり。「自分のゾーン」から広げる事は、なかなか出来ないものである。
「自分のゾーン」を曲げる事は、下手をすると試合全体がバラバラになってしまう危険性を孕んでいる。これだけは避けなければならない。
頑なに「自分のゾーン」を守る事で、自分自身が「危険な状態」に陥ってしまったが、奇抜な試合にならなかった事は救いである。
3年生にとっての最後の大会である。暑いの寒いの言っていられない。
半年間、幾度となく対戦を重ねた選手達に、試合終了の挨拶の際に「全員で握手するか」と促すと、笑いながら「ハイ」と応え、快く互いの健闘を称えあってくれた選手達の素顔を見る事が出来、とりあえずは自分のジャッジを選手達が受け入れてくれたことに感謝したい。
それにしても、初めて感じる「危険な状態」であった。
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