本物の野球
2007年6月6日 励ましの投稿があり、また俄然「書こう」という気になってきた。励ましの言葉ありがとうございました。インターバルは空きますが、頑張ります。
先日、たまにはのんびりと野球を観たいと思い、高校野球観戦に出掛けた。と言っても公式戦ではなく、練習試合である。高校野球の公式戦は、選手の思いの丈のエネルギーが物凄く、とても「のんびりと観戦」することは出来ない。真剣に観ないと選手に申し訳ないような感じになる。それに比べれば練習試合は比較的のんびりと観戦できる。とは言うものの夏の大会が近いためか、選手の一挙手一投足は真剣そのものであった。
3年生にとって夏の大会は最後の大会であり、負けた瞬間に「高校野球」は終わる。ゆえに練習試合と言え、まずはベンチ入りを賭けての闘いがそこにはある。また本番に向けて、万全の態勢で臨みたいという思いもあるであろう。それはそれで本当に真剣である。
日本の青少年たちが硬式ボールを使った「本物の野球」を楽しむ期間は非常に短い。その理由として、日本で異常に発展した「軟式ボールによる箱庭野球」が一因であるが、硬式野球を中学シニアから高校野球まで楽しんだとしても、せいぜい6年間であり、リトルリーグから硬式ボールと戯れたとしても10年に満たない程度である。生涯スポーツとして「野球が大好きです」、「野球を続けたいです」と言っても、その受け皿が無いのが現状なのである。それと高校野球の異常な盛り上がりと異常な思い入れが、大量の「燃え尽き症候群」を患った球児を作り出している現実もある。野球を始めようと思った少年時代には「プロ野球選手になりたい」と言っていた選手たちが沢山いるのに、たった10年足らずで夢を捨ててしまい、「野球はもう良いです」と言わせてしまっている現実がある。これは、高校野球を「神聖なもの」とか「最高の舞台」などと祀り上げ、「燃え尽きるように」仕向けているようにさえ思えるのである。
実は、その高校までの硬式野球も「本物の野球」ではないのであろう。
本場アメリカでも高校野球の金属バット使用禁止が話題になっているが、野球の原型は「硬式ボールを木製バットで打つ」であり、これこそ「本物の野球」である。これは、大学以降の硬式野球をやらなければ体験できない。
日本の高校球児たちよ。ぜひとも夏の大会で燃え尽きることなく、「本物の野球」に触れて欲しい。「大好きだった野球」を捨てるのは、いつでもできる。楽しむことを思い出して欲しい。「プレイボールの精神」を忘れないで欲しいものである。
先日、たまにはのんびりと野球を観たいと思い、高校野球観戦に出掛けた。と言っても公式戦ではなく、練習試合である。高校野球の公式戦は、選手の思いの丈のエネルギーが物凄く、とても「のんびりと観戦」することは出来ない。真剣に観ないと選手に申し訳ないような感じになる。それに比べれば練習試合は比較的のんびりと観戦できる。とは言うものの夏の大会が近いためか、選手の一挙手一投足は真剣そのものであった。
3年生にとって夏の大会は最後の大会であり、負けた瞬間に「高校野球」は終わる。ゆえに練習試合と言え、まずはベンチ入りを賭けての闘いがそこにはある。また本番に向けて、万全の態勢で臨みたいという思いもあるであろう。それはそれで本当に真剣である。
日本の青少年たちが硬式ボールを使った「本物の野球」を楽しむ期間は非常に短い。その理由として、日本で異常に発展した「軟式ボールによる箱庭野球」が一因であるが、硬式野球を中学シニアから高校野球まで楽しんだとしても、せいぜい6年間であり、リトルリーグから硬式ボールと戯れたとしても10年に満たない程度である。生涯スポーツとして「野球が大好きです」、「野球を続けたいです」と言っても、その受け皿が無いのが現状なのである。それと高校野球の異常な盛り上がりと異常な思い入れが、大量の「燃え尽き症候群」を患った球児を作り出している現実もある。野球を始めようと思った少年時代には「プロ野球選手になりたい」と言っていた選手たちが沢山いるのに、たった10年足らずで夢を捨ててしまい、「野球はもう良いです」と言わせてしまっている現実がある。これは、高校野球を「神聖なもの」とか「最高の舞台」などと祀り上げ、「燃え尽きるように」仕向けているようにさえ思えるのである。
実は、その高校までの硬式野球も「本物の野球」ではないのであろう。
本場アメリカでも高校野球の金属バット使用禁止が話題になっているが、野球の原型は「硬式ボールを木製バットで打つ」であり、これこそ「本物の野球」である。これは、大学以降の硬式野球をやらなければ体験できない。
日本の高校球児たちよ。ぜひとも夏の大会で燃え尽きることなく、「本物の野球」に触れて欲しい。「大好きだった野球」を捨てるのは、いつでもできる。楽しむことを思い出して欲しい。「プレイボールの精神」を忘れないで欲しいものである。
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