延長男
2007年5月22日昨年から、私は「延長男」と恐れられているようだ。週末にご一緒した審判員から、ありがたい忠告を頂いた。確かに昨年は、延長9回2度、延長11回1度、延長12回1度と実に4度の延長戦に立ち会った。シニア全体でも、延長戦は年間十数試合であろうことから、かなりの確率である。この事実が知れ渡り、最近私とクルーを組むことが敬遠されているように思われる(笑)。この他にも「雨天コールド」もあり、降雨による試合会場の移動ありと、昨年はめったにお目にかかれないことが続いた。
延長戦となると、試合時間は悠に2時間は超過する。活発な打撃戦では、審判員は右に左にと振り回され肉体的に疲労困憊となるが、好ゲームであれば時間の経過を忘れることが多い。一方、緊迫した投手戦は一球・一球に引き込まれるように集中するため、精神的にダメージが大きいものの、投手戦は走者があまり出ないことから、試合時間は短いことが多い。これと似て非なる「貧打戦」での延長戦は、かなり疲れる。四死球やエラーで走者は出すものの、もう一本が出ないゲーム展開で延長戦になると試合時間も長くなり、疲労はかなりなものである。とにかく試合のテンポが悪い場合はジャッジの質も怪しくなる。ジャッジの質が落ちると、試合展開にも影響を与える。
今年のルール改正は時間短縮がキーワードであることは以前紹介したが、所詮人間のやるゲームである。ルールで縛ることは出来ない。ちょっとした気分の乗りの違いで、簡単に時間短縮になったり延長戦より長い試合になったりするのであろう。中学生や高校生は、攻守交替を走って行おうとするからまだ良い。大学や社会人になると攻守交替ではまったく走らないし、無駄なプレイが非常に多い。高校野球までは、坊主頭で張り切って走り回っていたのに、どうしてあんなにもだらしなくなってしまうのであろうか。
それにしても、シニアの延長は最大14回までだという規定には驚いた。高校野球は以前18回(2試合分)であったが、現在は15回としている。シニアは、以前より2試合分の14回としている。この回数はどう考えても長すぎる。試合時間の問題よりも、選手の健康面、特に投手の投げすぎによる障害が問題であろう。確かに、「投げ過ぎて」その場で倒れる投手はいないであろう。かえって、その方が救われるかもしれない。投手の肩は「消耗品」という言葉は言い尽くされているはずだが、それでも100球以上の球数を「根性と精神力」で投げさせたり、「若い奴は回復力が早い」と連投させたりしている。
延長戦のあり方について、考えるべきだと「延長男」は思うのだが。
延長戦となると、試合時間は悠に2時間は超過する。活発な打撃戦では、審判員は右に左にと振り回され肉体的に疲労困憊となるが、好ゲームであれば時間の経過を忘れることが多い。一方、緊迫した投手戦は一球・一球に引き込まれるように集中するため、精神的にダメージが大きいものの、投手戦は走者があまり出ないことから、試合時間は短いことが多い。これと似て非なる「貧打戦」での延長戦は、かなり疲れる。四死球やエラーで走者は出すものの、もう一本が出ないゲーム展開で延長戦になると試合時間も長くなり、疲労はかなりなものである。とにかく試合のテンポが悪い場合はジャッジの質も怪しくなる。ジャッジの質が落ちると、試合展開にも影響を与える。
今年のルール改正は時間短縮がキーワードであることは以前紹介したが、所詮人間のやるゲームである。ルールで縛ることは出来ない。ちょっとした気分の乗りの違いで、簡単に時間短縮になったり延長戦より長い試合になったりするのであろう。中学生や高校生は、攻守交替を走って行おうとするからまだ良い。大学や社会人になると攻守交替ではまったく走らないし、無駄なプレイが非常に多い。高校野球までは、坊主頭で張り切って走り回っていたのに、どうしてあんなにもだらしなくなってしまうのであろうか。
それにしても、シニアの延長は最大14回までだという規定には驚いた。高校野球は以前18回(2試合分)であったが、現在は15回としている。シニアは、以前より2試合分の14回としている。この回数はどう考えても長すぎる。試合時間の問題よりも、選手の健康面、特に投手の投げすぎによる障害が問題であろう。確かに、「投げ過ぎて」その場で倒れる投手はいないであろう。かえって、その方が救われるかもしれない。投手の肩は「消耗品」という言葉は言い尽くされているはずだが、それでも100球以上の球数を「根性と精神力」で投げさせたり、「若い奴は回復力が早い」と連投させたりしている。
延長戦のあり方について、考えるべきだと「延長男」は思うのだが。
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