かみ合わない試合
2007年5月20日週末の2日間は波乱万丈であった。周囲からは、そうは見えないであろうが、本人は至って気にしている。球審をやっていると、ゲームが順調に流れてくれる事が気になる。トラブルがないことを、ある意味祈っている。「楽しもう」という意識で挑むのだが、やはり勝負事の「審判」をするということは、簡単な事ではないし、まして趣味の感覚では選手に申し訳ない。
昨日の試合は、シーソーゲームであった。観戦している側からすると、非常に面白い試合であったであろうが、ジャッジしている審判の立場では、とても楽しんではいられない。クロスゲームの場合は、ひとつのジャッジにより流れが大きく変わる。「一球入魂」とはよく言ったもので、一球一球集中していかなくてはならない。ところが、一球に集中しようとするがあまり、周囲が見えなくなってしまう場合もある。全体を漠然と見て、集中はボールに注ぐ。これは非常に難しい。毎試合・毎試合、初球の球筋を観た瞬間、「今日はしっかり見えている」とか「今日は、いつもと違うぞ」といった違った感触がある。投手も違えば、打者も違う。そして、なにより審判団のメンバーも違う。クルーの雰囲気によっては、感触の違いが顕著にでる事もある。私のように、大まかな人間でさえ重圧と緊張があるのであるから、ナーバスになりやすい性格の人は大変であろう。
そんな状態で、負傷者が沢山出た為に試合の流れが途切れてしまう。選手やベンチもリズムに乗れないであろうが、審判も同様である。「アクシデント」は突然現れる。予想できないから「アクシデント」である。プレイの中でもイレギュラーバウンドなどがあるように、試合の流れの中でも選手交替やタイムによる協議などで中断する事がある。それに負傷退場などが加わると流れはバッタリと止まる。負傷して選手交替が止む無い場合などは、打線の流れも、守備のリズムも変わってしまうため、試合全体が間延びしたような感覚になってしまう。しかし、選手達は全力でプレイしている。スポーツをやっている以上は、負傷は仕方がない。それをコントロールして、仕切っていくのも審判の役割の一つなのであろう。
昨日は、負傷者が続出した。頭部デッドボールによる臨時代走やイレギュラーバウンドによる打撲、挙句にデッドボールによる負傷退場とバント失敗による指の裂傷退場。
「こんな試合もあるよ」と言いたくはないが、これが現実の試合なのであろう。
今日も、リズムが良いのか悪いのか・・・、というゲーム。
かたやの投手は投球テンポが早過ぎて、プレイも掛けていないのに投球モーションを開始している。こなたの投手は一球ごとの間がとにかく長い。なかなかプレートに足を入れない。一度、プレートの後ろで深呼吸して、プレートに足を入れサインを見るため、テンポが悪すぎる。守備側の野手も大変であろうと思う。ただ今日の両チームの攻守交替は素晴らしかった。全力疾走が徹底されていた。これに救われた気がしている。
それにしても、かみ合わなかったなあ。
昨日の試合は、シーソーゲームであった。観戦している側からすると、非常に面白い試合であったであろうが、ジャッジしている審判の立場では、とても楽しんではいられない。クロスゲームの場合は、ひとつのジャッジにより流れが大きく変わる。「一球入魂」とはよく言ったもので、一球一球集中していかなくてはならない。ところが、一球に集中しようとするがあまり、周囲が見えなくなってしまう場合もある。全体を漠然と見て、集中はボールに注ぐ。これは非常に難しい。毎試合・毎試合、初球の球筋を観た瞬間、「今日はしっかり見えている」とか「今日は、いつもと違うぞ」といった違った感触がある。投手も違えば、打者も違う。そして、なにより審判団のメンバーも違う。クルーの雰囲気によっては、感触の違いが顕著にでる事もある。私のように、大まかな人間でさえ重圧と緊張があるのであるから、ナーバスになりやすい性格の人は大変であろう。
そんな状態で、負傷者が沢山出た為に試合の流れが途切れてしまう。選手やベンチもリズムに乗れないであろうが、審判も同様である。「アクシデント」は突然現れる。予想できないから「アクシデント」である。プレイの中でもイレギュラーバウンドなどがあるように、試合の流れの中でも選手交替やタイムによる協議などで中断する事がある。それに負傷退場などが加わると流れはバッタリと止まる。負傷して選手交替が止む無い場合などは、打線の流れも、守備のリズムも変わってしまうため、試合全体が間延びしたような感覚になってしまう。しかし、選手達は全力でプレイしている。スポーツをやっている以上は、負傷は仕方がない。それをコントロールして、仕切っていくのも審判の役割の一つなのであろう。
昨日は、負傷者が続出した。頭部デッドボールによる臨時代走やイレギュラーバウンドによる打撲、挙句にデッドボールによる負傷退場とバント失敗による指の裂傷退場。
「こんな試合もあるよ」と言いたくはないが、これが現実の試合なのであろう。
今日も、リズムが良いのか悪いのか・・・、というゲーム。
かたやの投手は投球テンポが早過ぎて、プレイも掛けていないのに投球モーションを開始している。こなたの投手は一球ごとの間がとにかく長い。なかなかプレートに足を入れない。一度、プレートの後ろで深呼吸して、プレートに足を入れサインを見るため、テンポが悪すぎる。守備側の野手も大変であろうと思う。ただ今日の両チームの攻守交替は素晴らしかった。全力疾走が徹底されていた。これに救われた気がしている。
それにしても、かみ合わなかったなあ。
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