9.02
2007年4月13日ある野球審判のブログに、こんな記載があったのを思い出した。ブログには【審判員を志す人、あるいはやむなく審判員をやらざるを得なくなった人など、初めてルールブックを開く際には、まずは「9.00」から読みなさい。】とあった。改めて規則書を開き、「9.00」を見てみると、そこには「審判員」について書かれている。
【9.01 審判員の資格と権限】
【9.02 審判員の裁定】
【9.03 単独審判制、複数審判制】
【9.04 球審および塁審の任務】
【9.05 審判員の報告の義務】
注目すべき第一は、【9.01】における審判員の責任と権限である。試合会場における審判員の責任は重いが、それ以上に権限は大きい。よく子供達に『球場で会う人たちは、みな関係者だから、きちっと挨拶をしよう』と教えているが、その関係者全員の規律や秩序をコントロールし、時には大ナタ(退場など)を振るう事を許されているのは、審判員のみである。それほどの権限が、ルールブックにより明文化されている。それは、大会の運用であったり、グラウンドルールのようにローカルな事ではなく、グローバルでオフィシャルなことなのである。
第二は、【9.02】における審判員のジャッジメントについてである。有名な言葉で『私がルールブックだ』は、決して思い上がりでも、勘違いでもなく、確かにその通りで正しいのである。そして、規則の適用を間違っていると思われる時のみ、監督だけが適用の訂正を求めることが出来るのであり、クレームや異議を唱えることは許されていない。ましてや抗議権は皆無である。ストライク・ボールやアウト・セーフ、フェア・ファウルに対する異議申し立ては、一切認められていない。もしも、そのような態度をプレイヤーなり監督・コーチが見せた場合は、まずは警告が発せられ、なおもしつこい場合は退場とすることが、ルールブックに明文化されている。
プロ野球では、早くも2人の退場者が出た。それも二人ともアメリカ人であり、監督である。広島のブラウン監督とオリックスのコリンズ監督。彼らは、抗議をすることで退場となることを承知の上で行っている。それは、時にチームを奮い立たせるためであり、時に不満を持つ選手の身代わりになったりである。二人ともアメリカ時代には幾度となく退場を経験してきているベテランである。彼らは、指揮官として当然のようにルールブックに精通した上で、抗議に来るのである。日本の指揮官のように手は出さない。言葉の攻撃のみである(時としてベースを隠したり、抜いたりするが)。
その点、シニアではまだまだである。監督やコーチは平気でアウト・セーフに文句をつけ、二言目には『子供達は一生懸命にやっている。子供達が可愛そうだ』である。私に言わせれば、そんなことに文句をつけるルールも知らない指導者に教えられている子供達の方が、よっぽど不幸に思うのだが・・・。
それよりも子供達に野次を飛ばさせて、黙っている指導者(一緒に野次ったり、煽ったりしている場合もある)の方がよっぽど酷い。そういう輩から、子供達を守り、試合会場の秩序を守るのも審判員の役割である。
野次っている父兄もいるなぁ〜。
そういう輩も『GET-OUT!!』
【9.01 審判員の資格と権限】
【9.02 審判員の裁定】
【9.03 単独審判制、複数審判制】
【9.04 球審および塁審の任務】
【9.05 審判員の報告の義務】
注目すべき第一は、【9.01】における審判員の責任と権限である。試合会場における審判員の責任は重いが、それ以上に権限は大きい。よく子供達に『球場で会う人たちは、みな関係者だから、きちっと挨拶をしよう』と教えているが、その関係者全員の規律や秩序をコントロールし、時には大ナタ(退場など)を振るう事を許されているのは、審判員のみである。それほどの権限が、ルールブックにより明文化されている。それは、大会の運用であったり、グラウンドルールのようにローカルな事ではなく、グローバルでオフィシャルなことなのである。
第二は、【9.02】における審判員のジャッジメントについてである。有名な言葉で『私がルールブックだ』は、決して思い上がりでも、勘違いでもなく、確かにその通りで正しいのである。そして、規則の適用を間違っていると思われる時のみ、監督だけが適用の訂正を求めることが出来るのであり、クレームや異議を唱えることは許されていない。ましてや抗議権は皆無である。ストライク・ボールやアウト・セーフ、フェア・ファウルに対する異議申し立ては、一切認められていない。もしも、そのような態度をプレイヤーなり監督・コーチが見せた場合は、まずは警告が発せられ、なおもしつこい場合は退場とすることが、ルールブックに明文化されている。
プロ野球では、早くも2人の退場者が出た。それも二人ともアメリカ人であり、監督である。広島のブラウン監督とオリックスのコリンズ監督。彼らは、抗議をすることで退場となることを承知の上で行っている。それは、時にチームを奮い立たせるためであり、時に不満を持つ選手の身代わりになったりである。二人ともアメリカ時代には幾度となく退場を経験してきているベテランである。彼らは、指揮官として当然のようにルールブックに精通した上で、抗議に来るのである。日本の指揮官のように手は出さない。言葉の攻撃のみである(時としてベースを隠したり、抜いたりするが)。
その点、シニアではまだまだである。監督やコーチは平気でアウト・セーフに文句をつけ、二言目には『子供達は一生懸命にやっている。子供達が可愛そうだ』である。私に言わせれば、そんなことに文句をつけるルールも知らない指導者に教えられている子供達の方が、よっぽど不幸に思うのだが・・・。
それよりも子供達に野次を飛ばさせて、黙っている指導者(一緒に野次ったり、煽ったりしている場合もある)の方がよっぽど酷い。そういう輩から、子供達を守り、試合会場の秩序を守るのも審判員の役割である。
野次っている父兄もいるなぁ〜。
そういう輩も『GET-OUT!!』
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