一塁塁審
2007年3月25日一試合の中で球審に次いでジャッジの機会が多いのが一塁塁審である。理由は勿論、一塁でのフォースプレイの多さであろう。「アウト・セーフ」「ファウル・フェア」の判定のほかに、外野飛球に対する「ノーキャッチ」や、投手の不正投球に対する「ボーク」のコール、そしてハーフスイングのリクエストに対する「スイング・ノースイング」などの判定がある。
これらの判定をする上でベストのポジショニングは何処であろうか。一塁塁審の特徴的な動きであり、基本的な動きであり、最も多い動きが、「内野ゴロに対するポジショニング」である。この動きの特徴は「送球に直角に入る」が基本となるが、これはなかなか深い意味がある。一塁でのフォースプレイは、打者走者の足と一塁手の捕球のどちらが早いかを判定しなくてはならない。一塁手の足は、危険防止の意味もあり一塁ベースに触れた状態となっているが、送球を早く捕球したいため伸びる体勢となるケースがある。この時に「触れただけの足」という不安定な状態から「不完全な状態」に移行する。これを見極めなくてはならないのであるから、一塁ベースと足の接触が確実に見える位置がベストポジションとなる。これが、「送球に直角」となる。
この時、塁審の視線はどこを注視しているのであろうか。
フォースプレイは、打者走者の足が一塁ベースへ到達するのと、一塁手が送球を捕球するのとの比較である。そして、一塁手の触塁も見なくてはならない。時間的に余裕がある時は問題ないが、球場全体が揺れるケースは、ほとんどがクロスプレイである。ほぼ同時に打者走者の触塁と、一塁手の捕球が行われたときに、それを確認することができるのであろうか。ここで活躍するのが「耳」である。一塁手の捕球を耳でも補足することでジャッジするのである。そしてもう一つがジャッジの基本である「セーフは早く、アウトはゆっくりと」が機能する。「セーフ」は打者走者の足が速いのであるから、誰が何を言おうと「セーフ」である。ところが「アウト」は、打者走者の足の到達よりも早く、一塁手が完全捕球し、かつ「一塁手が確実に触塁している」ことが条件となる。よくあるのが、一塁手の足が離れている「オフ・ザ・バック」と、捕球の音はしたがジャッグルし完全捕球されていないケースである。これらをひとつひとつ確認してから「アウト」をコールする事が「一塁塁審のコツ」である。
慌てず、騒がず、堂々と「He’s OUT」をコールすれば良いのである。
一塁塁審のポジショニングは、無走者の場合は一塁ファウルラインの芝の切れ目ぐらいが目安であった。私は昨年から、もう少し前で位置取りしている。目安は一塁手の後方2m程度の位置である。この位置の場合、色々な局面に対処しやすいのである。
ぜひ試してもらいたい。勿論、クルーの了解を得た上でが条件であるが。
これらの判定をする上でベストのポジショニングは何処であろうか。一塁塁審の特徴的な動きであり、基本的な動きであり、最も多い動きが、「内野ゴロに対するポジショニング」である。この動きの特徴は「送球に直角に入る」が基本となるが、これはなかなか深い意味がある。一塁でのフォースプレイは、打者走者の足と一塁手の捕球のどちらが早いかを判定しなくてはならない。一塁手の足は、危険防止の意味もあり一塁ベースに触れた状態となっているが、送球を早く捕球したいため伸びる体勢となるケースがある。この時に「触れただけの足」という不安定な状態から「不完全な状態」に移行する。これを見極めなくてはならないのであるから、一塁ベースと足の接触が確実に見える位置がベストポジションとなる。これが、「送球に直角」となる。
この時、塁審の視線はどこを注視しているのであろうか。
フォースプレイは、打者走者の足が一塁ベースへ到達するのと、一塁手が送球を捕球するのとの比較である。そして、一塁手の触塁も見なくてはならない。時間的に余裕がある時は問題ないが、球場全体が揺れるケースは、ほとんどがクロスプレイである。ほぼ同時に打者走者の触塁と、一塁手の捕球が行われたときに、それを確認することができるのであろうか。ここで活躍するのが「耳」である。一塁手の捕球を耳でも補足することでジャッジするのである。そしてもう一つがジャッジの基本である「セーフは早く、アウトはゆっくりと」が機能する。「セーフ」は打者走者の足が速いのであるから、誰が何を言おうと「セーフ」である。ところが「アウト」は、打者走者の足の到達よりも早く、一塁手が完全捕球し、かつ「一塁手が確実に触塁している」ことが条件となる。よくあるのが、一塁手の足が離れている「オフ・ザ・バック」と、捕球の音はしたがジャッグルし完全捕球されていないケースである。これらをひとつひとつ確認してから「アウト」をコールする事が「一塁塁審のコツ」である。
慌てず、騒がず、堂々と「He’s OUT」をコールすれば良いのである。
一塁塁審のポジショニングは、無走者の場合は一塁ファウルラインの芝の切れ目ぐらいが目安であった。私は昨年から、もう少し前で位置取りしている。目安は一塁手の後方2m程度の位置である。この位置の場合、色々な局面に対処しやすいのである。
ぜひ試してもらいたい。勿論、クルーの了解を得た上でが条件であるが。
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