塁審

2007年3月22日
昨年、シニアの公式戦および練習試合で、延べ66回審判としての機会に恵まれた。この機会を与えてくれたチーム、監督、選手に改めて感謝したい。このうちの半数以上の39回が球審であり、他は1塁10回、2塁12回、3塁5回である。審判見習いの時点から、チーム事情もあり、球審の経験は沢山踏ませてもらっているが、逆に塁審の経験は公式戦のみという状態が2年ほど続いた。お陰様?で、クロックワイズメカニクスは机上でしか分からない状態であった。特に2塁塁審の動きは、さっぱり分からなかった。ゆえに、公式戦の日には、毎回「クロックワイズメカニクス」の教本に目を通し、間違わないように緊張したものである。この感覚は、今年も変わらないであろうが、違う点が一つある。それは、昨年の日本選手権決勝で2塁塁審をやり、自分なりに納得できる動きが出来たことにある。その試合で、自信と言うよりも、「楽しさ」が実感できたのである。
私は、それまで「球審は一球、一球、集中して気が抜けないポジション」「塁審は打球が飛んでからのポジション」と位置づけていた。同じ気持ちで決勝戦に挑んだが、決勝戦の緊張感から、「一球、一球」集中して試合に入り込んでいったのである。その結果が「塁審は楽しい」という感覚に至った。
ようやく、クルーとして一員になれたのであろう。
審判員は縁の下の力持ちである。裏方である。審判が目立つ試合はろくな事がない。それでも「楽しさ」を実感しながら、子供達の成長を見届けたいと思う。

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