30年以上前の記憶

2007年1月25日
自分と関係のある人間の成功が、我が事のように嬉しい気持ちになることがある。自分の家族は勿論、それが教え子であっても同じである。もしかすると、他人ゆえに嬉しさは倍増かもしれない。
一番喜んでいるのは、本人やその家族であろうが、その周りにいる人たちも、ホッと一息という安堵と、裏表のない「良かったなぁ」という想いである。
自分の高校受験は、既に30年以上も前の出来事であり、記憶が風化しつつあるが、薄らと覚えている事があり、それを後悔していることがある。
まるで、自分一人の力で高校受験に成功したような気分になり、家族を含め周囲の他人への感謝の想いに欠けていた様に記憶している。それに気付いたのは、随分と後の事であるのにも関わらず、記憶の片隅でずっと鈍い痛みとして残っている。きっと、家族などに対して横柄な物言いや、ここぞの我がままを通したのであろう。
あれから、30数年の月日が流れ、親となり、自分の子供が巣立とうとしている年齢になり、自分の教え子の朗報に接して、やっと感謝の意味が判ったように感じている。
とりあえず、どんどん朗報が来ることを心待ちにしている。

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